SACRED PLACE OF THE MUSIC Shinjuku Kabukicho

新宿ゴールデン街、昭和の空気をそのままに、
グラスを傾けながら朝までゆったりとした時間を楽しめる街―

歌舞伎町1丁目1番地、花園神社に隣接するこの50m四方の小さな一角は、もともとは第二次大戦後、新宿駅東口にあった闇市(和田組マーケット)が起こりである。1950年ごろ駅前の闇市が撤去された際の替地として当時都電沿いの土地であったこの場所に移転してきた(都電の跡が現在、四季の道という遊歩道)。
当時は、多くの店が飲食店の名目で、風俗営業法(当時)の許可を取らないもぐりの売春営業店が軒を連ね、青線と呼ばれていた。売春防止法施行(1958年)後、飲み屋としての営業形態へと変化し「ゴールデン街」と名を変え、昭和39年東京オリンピックの前には治安対策の一環で街ごと消えそうになった時期もあったが、この街を愛する文化人やジャーナリストも多かったことから、街の外見的な姿自体は変えることなく、現在でも50~60年代の雰囲気を残す場所として続いている。2000年以降、新宿ゴールデン街も世代交代が進み、新たに若い人たちが店舗を借りて経営する“今風“のお店も増えてきてた。だが、自分のヒューマンスケールごとに安息の場があっちこっちにあって、いいママさん、いいマスターを見つけては仲良くなるというのがこの街の楽しみ方というのは変わらない。現在、約250件の飲み屋が、50~60年代の雰囲気を残したまま、多くの人たちに愛されてありつづけ、癒しの場を提供し続けている。


「ゴールデン街は初めてですか?」SUZUBAR マスター中島さんのお話

2014年の4月より店を開いてから、何度もこの様な会話をしている。時代は変わり行くとはよく言うが、今では20代前半のお客様も増えているし、街の知名度も上がったおかげで、一見のお客様も増えたと諸先輩方は言う。事更に、ほとんどのガイドブックに街の名前が載っている事もあり、海外からの観光客も増えている。そもそもゴールデン街の発祥は約60年前の闇市から端を発する。飲食店の傍ら、違法営業の風俗街として当時は賑わいを見せていたらしい。1958年頃にゴールデン街と名を改め、飲み屋の密集する街として再出発をする事になる。
50m四方程のエリアに約250件の店が連なっているとされているが、実態は定かでは無い。言い方が曖昧になるのは、もはや誰もその全体像を把握していないのと、把握しようとしない、という二つの理由があると思われるが、そんな所もこの街の怪しさを演出しているのではないだろうか。


「お待たせ致しました。バーボンソーダとカツサンドです。」

民藝酒房SUZUBARの看板メニューは何を隠そう「すずやのカツサンド」だ。 何故カツサンドなのか? ― ―  SUZUBARの母体はとんかつ屋だからである。名代とんかつすずやは歌舞伎町で約60年の歴史を紡いできた店なのだ。バーでカツサンド?なんて思う方も多いだろうが、実は銀座辺りのバーに行くと結構メニューにあったりするもんだ。だがしかし、ここはゴールデン街。銀座ほどお行儀は良くない。お行儀は良くないが、そのかわり格好をつけて飲む必要も無い。好きな時に、好きな店で、好きな酒を好きなだけ飲む。この街ほど飲兵衛に優しい町も無かろう。
好きな酒と言っても、この街にも色々ある。ちなみに、私がカツサンドに合う酒は「バーボンソーダ」だと思っている。ウィスキーの中では少し甘みがかった香りや味わいが特徴だが、SUZUBARでは更にオレンジピールを添えてみたい。自画自賛だが、肉の旨味と芯のあるバーボンの味わいがオレンジピールの香りと共に喉を駆け抜けていく感覚はそこらでは中々味わえないだろう。



「私のお勧めは、そうですね・・・」

二杯、三杯とグラスが空く頃には、その店の店員との会話も弾んでいる頃だろう。だが、楽しい会話は必ずしも店員とだけの間で成立するものでもない。カウンターで、たまたま横に座っている人々もまた、ゴールデン街で過ごす時間を楽しみにしている仲間ではないか。肩書きも関係なく、肩を並べて酒を飲んでいるのだからそれだけで飲み仲間だ。
店はどこも3坪から5坪ほどしかない為、店が混んできたら長くいるお客様が気を利かせてお会計をするなんて場面は良くある光景だ。しかし、せっかく街に来たからにはまだ飲み足りない。そうなったらはしご酒といこうじゃないですか。この狭いエリアに250件もあるのだから、はしごするのも簡単だ。次の店が決まっていなかったら是非とも店員か隣の客に聞こう。一期一会とはよく言うが、誰かが必ず次の店を教えてくれるのがゴールデン街。最初は難しいだろうが何度か街へ来るごとに、雰囲気にも慣れていくだろう。しかし焦る事は無い。必ず貴方の心に響くお店に出会えるよう、我々は協力を惜しまない。
最初に入った店で二件目を紹介される、二件目で更に三件目を紹介される。是非、そうやってこの街を散策してみると出会いが増えるだろう。


「ありがとうございました。いってらっしゃいませ」

はしご酒とは日本独特の文化である。バーの間では、バーホッパーなんて言葉もある位だ。
そもそも飲める店の数が日本は他の国に比べて圧倒的に多い。故にバーホッパーが生まれる。
〜こっちの水は甘いぞ〜
童謡にもそんな歌があるが、今宵も跳ねるは蛍ではなくバーホッパー。ゴールデン街の甘い水が貴方を誘惑するが、あまんじて甘い酒を楽しんで頂きたい。


民藝酒房SUZUBAR店長 中島 大渡

民藝酒房 SUZUBAR
[電話]03-5272-6100
[住所]歌舞伎町1-1-10 新宿ゴールデン街 G1通り 1F
[チャージ]1000円(はじめてのお客様はノーチャージ) ビール、ハイボール700円~、カクテル800円~
[営業]20:00~翌3:00
[休]無休
ゴールデン街では珍しい本格的なバーです。
季節のフルーツを使ったカクテルなどもお楽しみ頂けます。
ステンドグラスの灯火の中で、一杯如何ですか?



BRIAN BAR G
[電話]03-3209-3255
[住所]歌舞伎町1-1-8 新宿ゴールデン街 花園一番街
[営業]17:00~翌9:00
[休]無休
[予]T.C. 1,000円 1 drink 700円~
こんばんわ。とても楽しいバーです。
絶対来てソンないし、美男美女のスタッフがすごく盛り上げてくれる楽しいBarです。
ゴールデン街がはじめてな方でも常連の方でも、新たな発見があるかも!?
是非一度、足を運んでください!
MISO SOUP
[住所]歌舞伎町新宿ゴールデン街 花園一番街
[営業]21:00~翌2:00
[休]火曜
ゴールデン街の中にある、現代的な元気あふれる女の子と昭和的な雰囲気が交わるバーです。
日本の心「みそ汁」は飲み放題で、毎日手作りおにぎりも用意してます。
20代を中心としたスタッフで毎日にぎわってます!
ゴールデン街といえばミソスープ!みなさまお待ちしてまーす!
red.
[電話]03-3209-3255
[住所]歌舞伎町1-1-6 新宿ゴールデン街 花園五番街
[営業]17:00~翌5:00
[休]不定休
コーヒーとホットドッグがメインです。
コーヒーを使ったカクテルやホットドッグに合うコーラもオススメです!
日の入り前の17時から朝までやってます。
ゴールデン街を楽しむ前の腹ごしらえや、飲み疲れて落ち着きたい方、是非一度お立ち寄りください。
吹き抜けの上階には美術展示もあり、ソファーでゆっくりくつろげます。
新宿ゴールデン街劇場
[電話]03-5272-3537
[住所]歌舞伎町1-1-7 マルハビル1F
[営業]10:00-21:30
新宿ゴールデン街にある小劇場です。
演劇、音楽ライブ、映像あるいは講演、その他の発表など、いろいろなイベントをしてます。