Night Style in KABUKICHO

歌舞伎町に60年。60年前といえば、歌舞伎町にコマ劇場や映画館ができ、歓楽街になりはじめた頃、九州・福岡からこの街にやってきてボーイとしてスタートした吉田さん。

彼がオーナーのここSUNTORYパブクラブ「ロータリー」は240坪という大スペースに昭和の面影を残す、お店のカテゴリーとしては今や希少な「キャバレー」というジャンルでしょうか。吉田さんは街にいつもいる。彼にとっては表も裏もない、いろんな人たちと気さくに挨拶を交わす姿をよく見かけます。「どういう挨拶でもいいのよ。オス!であろうが、ヨウ!であろうが、じゃあねとか。忙しいから黙って行くのと、忙しくてもまたね!って行くのとは全然相手の受け止め方が違う。 それに、みんな、この街に来て、働いて、帰る間に仕事以外誰とも挨拶を交わさないじゃ、寂しいじゃない。」

一言二言の挨拶が、いろいろ課題の多いこの街の空気を変えていく。日々多くの人たちがやってくる歌舞伎町。

「よそにない何かが、歌舞伎町にはあるのではないか、という期待感があるんじゃないかな。見ていて、楽しい。においを嗅いで楽しい、歌舞伎町の中にある日本の、昭和の文化みたいなものが、どこかに残ってるんじゃなかろうかと。華やかな『裏社会』というのが、ここにはあった。 歌舞伎町に行けば、まとまらない話がまとまるんじゃないかとか。」それは、酒と女の力を借りて?

「そうそう。そういう、魔力のようなものがあった。ただ、社会の流れにいつも反発してこの街を支えてきた部分ていうのがたくさんあったにも拘らず、最近は押し切られているって感じがするね。この街は生き残れるのかなていう憂いがある。新宿という街から、今は、そういう部分は離れつつあるんじゃないかな。歌舞伎町も、昔とは違った歌舞伎町になりつつあるように思う。」
変わらないでほしいなと思うところはどんなとこですか。おそらくそこが、この街の魅力でもあると思うし。「変わっていくようで、でも変わらないところもあるだろうし、歌舞伎町は、ある種のいい加減さというのがあることで、それが実はいい結果に繋がるような街でもあるよね。」例えば、匿名性というあたり、遊ぶ側も提供する側もお互いに。「だから、誰でも受け入れてくれる街。すべての人を歌舞伎町というのは、笑顔で受け入れてくれる。」みんながみんな、何者でもない。まあ、とはいえ、無条件で楽しめるほど優しくもない街でもあって。「お金を払えば何でも買えるわけじゃない。なんでもあるんだけど。歌舞伎町にいる人間と、歌舞伎町で遊ぼう、観たい、楽しみたいと思う人とがどう絡むか。そこのところのコミュニケーション、大事だね。」歌舞伎町の醍醐味を味わいたいのであれば、最初の扉をどこで開くかが肝心、その扉を見つけ出すプロセスも、歌舞伎町を楽しむ方法のような気がします。

SUNTORY パブクラブ ロータリー
[住] 新宿区歌舞伎町2-23-1 風林会館6F  [電] 03-3205-1801
[営] 19:30~23:30  [休] 日・祝

飲み放題で6000円!
焼酎・ウィスキー飲み放題。(オールタイム6000円/60分)新宿のサラリーマンを応援します。

   歌舞伎町公式ガイドブック持参でお料理1品サービス(1グループ1品)