花園神社例大祭
新宿・花園神社の例大祭の呼び物は、なんと言っても表の年に執り行われる、本社神輿と雷電神輿(花園神社相殿・雷電稲荷神社の宮神輿)二基の宮神輿が出御する神幸祭です。
花園神社の例大祭は、毎年5月の28日に一番近い土・日・月曜日に行われます。
表の年には、獅子頭や島田囃子を乗せた山車を先頭に、本社神輿と雷電神輿の二基が神社から靖国通り、新宿通り、明治通りを練り歩きます。
陰の年には八ヶ町の神輿が集合し、連合渡行が行われます。
また、新宿の各神社の中では、11月に行われる大酉祭と同様、最も露天が賑わうのがこの花園神社の祭り。これも、この祭りの際立った魅力と言えるのではないでしょうか。
現在の歌舞伎町は、1丁目のほとんどが旧角筈、ということで十二社・熊野神社(秋に例大祭)の氏子、2丁目はかつて西大久保だったことから鬼王神社(秋に例大祭)、そして、歌舞伎町1-1、つまりゴールデン街のあたりはかつて三光町だった場所であることから花園神社の氏子ということになってます。それぞれ特徴のある神社であり、そこには祭りがあり、一つ一つが、新宿、そして歌舞伎町の多彩な魅力の一つとなっています。
新宿エイサーまつり-新宿がいちばん暑い日。
「新宿エイサーまつり」とは
毎年恒例!真夏の新宿の風物詩の“新宿エイサーまつり”エイサーとは沖縄の伝統行事で魂を揺さぶる勇壮な掛け声ですべての人の血を熱くたぎらせるイベントです!毎年7月最終土曜日開催。
2001年新宿の祭礼時に、活気のある踊りという事で沖縄のエイサーチームを招き、新宿の商店街の一部地域でエイサーが披露されました。
この様子を見た4商店街振興組合(新宿大通商店街振興組合・新宿東口商店街振興組合・歌舞伎町商店街振興組合・新宿駅前商店街振興組合)の役員が相談して、このエイサーが新宿の街に最も相応しい踊りではないかといった意見が一致し、4商店街振興組合が一丸となったイベントにしようということになりました。
その翌年(2002年)に、4商店街振興組合の各役員をメンバーとした新宿エイサーまつり実行委員会が発足、新宿東口全体(新宿大通り(新宿大ガード~伊勢丹前)・新宿東口中央通り・元コマ劇場前・モア4番街)で実施する「第1回新宿エイサーまつり」を7月の最終土曜日に行いました。
その後も現在に至るまで、毎年7月の最終土曜日に『新宿エイサーまつり』を実施、「新宿、夏の風物詩」として定着、今年(2015年7月25日(土)開催)で14回目の開催となります。
新宿ゴールデン街納涼感謝祭
8月最後の日曜日に開催される新宿ゴールデン街の納涼感謝祭。土曜日明けの日曜昼間から、ですから、お店の方たちはちょっと大変かもです。でも、「お祭り」ですから、タノシマないと!
チャージなし、ワンドリンク500円。
ゴールデン街を楽しむなら、コミュニケーション、店主とも、他のお客さんとも数十センチ、この距離感で、会話のキャッチボールを投げたり受け取ったりしながらお酒を楽しむのがこの街の醍醐味ですが、納涼感謝祭の日はさすがに人がいっぱいで、そうはなかなか難しい日かもしれませんが、次から通えるお気に入りのお店や「人」を見つけるという一日です。
新宿十二社・熊野神社例大祭
旧角筈地区は広く、新宿駅の西口から東口、歌舞伎町にまで及び、この地区を氏子とするのが新宿十二社・熊野神社。歌舞伎町の睦もこれに属します。
伝統美、文化の継承の大切さ、難しさ―「千鳥担ぎ」
この担ぎ方は熊野神社の他に新宿区須賀町の須賀神社の「四谷担ぎ」と並んでとても希少な担ぎ方。リズムとりに鉦(チャンチキ)を使っているのも特徴があります。千鳥足…というと酔っ払い歩きがその代表でふらふら…というイメージですが この千鳥担ぎは、それとは違い、小刻みに足踏みし、ちょこちょこ摺り足で進む感じ。
お神輿の先棒・花棒(はなぼう・担ぎ棒の先端)を肩で担ぐのではなく、首の後ろをつけ(現在の主流の担ぎ方)、腰を突き出し脚をぴんと張って千鳥足で進むところもこのお神輿の珍しい特徴です。
但し昔から千鳥担ぎをよく知っている方は、やはり肩で担ぎ、担いだ肩の方の腕はしっかり棒を押さえ空いている腕は頭の後ろから回し上から棒を押さえます。掛け声も、江戸前担ぎの「そいや そーれ」と違い、「おいさぁ ちょいさぁ」「こりゃさぁ こりゃこりゃ」等、この珍しいが故に難しい担ぎ方をしたくて、お神輿好きが各地から集まってきます。
三年に一度の陽祭、間の2年は陰祭
十二社熊野神社の例大祭は3年周期(陽・陰・陰)で、平成27年は陽の年周りとなります。
陽の開催では1.5tの大きな本社神輿2基が新宿駅周辺を練り歩き、各睦ごとに町内渡しを行いますが、陰祭の年は、各睦の街神輿がそれぞれの街を渡御するほか、新宿駅前などでは一部睦が連合を組み、数基の神輿が新宿通りを練り歩く壮観な風景が見られます。
新宿・花園神社大酉祭
飾り熊手を商う露店が約60軒と境内の内外に約200軒の飲食を始めさまざまな露店が出店。
毎年60万人が訪れるというこの花園神社の酉の市は、明治時代に始まったそうです。
商売繁盛の熊手を売る露店商のにぎやかな声は、師走を迎える街に欠かせない風物詩。
(右の写真は宮司の片山裕司さん、酉の市の日にご自分で写真を撮ってまわられてました。)
例年、二の酉までですが、三の酉まである年もあります。
歌舞伎町の「住人」たちはだいたい最後にお参りに行くのが恒例です。
鬼王神社例大祭
歌舞伎町の2丁目を氏子の範囲とする鬼王神社は、全国唯一の鬼の福授けの社として信仰を集め、「撫で守り」の授与で有名。皮膚病・その他病気平癒に御利益がある。境内の三島神社に祀られている恵比寿神は新宿山ノ手七福神。
例大祭は毎年9月に行われ、2鬼面が彫られた珍しい神輿が出御します。