新宿三光商店街振興組合 事務局
和田山名緒
[住] 新宿区歌舞伎町1-1-6
まねき通り1F
[電] 03-3209-6418
歌舞伎町1丁目1番地、花園神社に隣接するこの50m四方の小さな一角は、戦後新宿駅東口にあった闇市(和田組マーケット)が起こりである。1950年頃、新宿駅前の闇市が撤去された際、そこで生活していた人たちが、当時都電沿いの土地あったこの場所が代替地として用意され、移転してきたことがはじまり。その中の多くの店が飲食店の名目で違法な売春店として軒を連ね、当時この地区は『青線』と呼ばれていた。売春防止法施行(1958年)後、飲み屋街として街の形態が変化、「ゴールデン街」と呼ぶようになった。昭和39年東京オリンピックの前には治安対策の一環で街ごと消えそうになった時もあったそうだが、ここを愛する文化人やジャーナリストも多く、そうした『外圧』によって守られ、 今でも、街の外見的な姿を変えることなく、古き良き昭和の雰囲気を醸す場所として生き続いている。
新宿ゴールデン街で楽しい夜を。

新宿ゴールデン街へようこそ。私は新宿三光商店街振興組合で事務局員として働いている、和田山名緒です。みなさんのゴールデン街で過ごす夜が、素敵な想い出となるように願っています。
 ゴールデン街は自由な気風のある場所です。個性的なお店が多く、魅力的な人が集います。夜ごと酒を介して会話を楽しんだり、愚痴をこぼしたり、涙を流したり、様々な感情が行き交います。たまたま隣り合わせになった客同士が一生の友達になったり、憧れの有名人と同席することがあるかもしれません。そんな不思議なことが起こるのも、この街では良くあることです。ゴールデン街でどうしたら楽しい夜を過ごせるのかは、誰にとっても重要なテーマです。
頑張っても楽しくなれるものではないし、落ち込んでいても楽しい気分にさせてくれる時もあります。お店に入った瞬間の冷たい空気に凍りついても、和やかな雰囲気に癒されても、どうぞ調和することを楽しんでください。そして気に入った店に何度か通うようになり、顔を覚えてもらえたら、あなたは「常連」と呼ばれるようになります。常連の座を獲得したら、他の店の「常連」になることを目指すのもいいでしょう。一晩で数軒を「はしご」するようになればこの街の上級者です。このように本当の楽しみを知るためには時間がかかるものです。しかし、どうしても時間のない方には、私から別の提案をしようと思います。ゴールデン街には約290店舗があり、それぞれの店主が城主です。静かなムードを演出することに注力している店もあれば、和気藹々としたリラックス感を提供している店もあります。その各々のムードを大切にしてくれさえすればいいです。ただし勝手なふるまいをした時には容赦なく「出禁」を宣告されます。これはスポーツで言えばレッドカードに値します。招かれざる客とならないよう十分にお気を付けください。
 楽しい夜を実現するためには努力はいりません。むしろ好奇心が必要です。一人の夜を持て余していたら、団体行動に飽きてゆっくりしたいと思ったら、ゴールデン街があなたを待っています。見知らぬ人と会話をすることで世界はより広がっていくでしょう。

 最後に、ゴールデン街の狭い路地や簡素な建物は私たちの貴重な財産です。それは壊れやすく燃えやすい儚い存在でもあります。この街の夜が長くように、皆さんへマナーの協力も呼び掛けております。詳しくは街の掲示ポスターをご覧ください。


花園5番街「bar ビアンカ」で会ったアイルランド人のカップル G1通り声優さんが集まるお店、「突風」。


出会いの向こうにも出会いがある。
お気に入りのママやマスターを見つけて素敵な夜を。


MISO SOUP(みそスープ)
花園一番街1F

[営業] 17:00-5:00am/不定休

CHARGE:男性2000円/女性1000円(インバウンドは一律1000円)
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「父親が酒蔵で働いてて(秋田・天寿酒蔵)、それもあって去年利き酒師の資格を取りました。」っていうぐらい日本酒が大好きな、みやこ(卜部みやこ)さんのMISO SOUP。天寿の鳥海山は香りが華やかで飲みやすくオススメだそうです。ほかにもアニメ好きが高じて声優の勉強をしたてとか、最近はボクシングを習ってるそうです。お店の名前の通り、味噌汁飲み放題の癒しスポット。

民藝酒房 SUZUBAR
G1通り 1F

[営業] 19:00ー3:00am/年中無休

チャージ:1000円(はじめてのお客様はノーチャージ)ビール、ハイボール700円〜

英語が堪能なマスターは”やっさん”。ゴールデン街では珍しい本格的なバー、筆者がよくいるお店です。
red.(カフェ&バー)
花園五番街2F

[営業] 18:00-5:00am/不定休

チャージ1000円 アルコール 700円~ ソフトドリンク500円~ ホットドッグ 700円
☆歌舞伎町公式ガイドブック[Like!KABUKICHO]持参でチャージ(1,000円)を500円で!

アメリカの雑貨屋さんをイメージしたという、お店のいのさん曰く「アットホームで秘密基地的なお店」red.。ちなみにいのさんはドラマー。15歳からやってて、クールスのジェームス藤木さんとライブで共演した事があるそうです。今もお店以外はほぼ、ライブかスタジオか寝てるか・・だそうです。歌舞伎町のオススメを聞いたら「玉蘭(北京料理店、歌舞伎町2-18-1)、牛すじと蜂の巣の真っ赤なスープ、豚バラと白菜の炒め物が絶品!」なんだとか。お店の話に戻ると、ここのオススメはホットドッグと水出しアイスコーヒーを使ったコーヒー割り。こじんまりとしたお店ですが吹き抜けのロフトがあって、美術展示やソファーでゆっくりくつろげます。